番外編3:なぜ私と結婚したの

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すべてを打ち明けてくれた夫を受け入れるまで、私はたくさんの涙を流しました。
眠れない夜をいくつも越えました。日常の何気ない瞬間に、涙はぽろぽろと落ちてくるのです。

私には、どうしても気になったことがありました。
『私と結婚したのはなぜ?』
本当に私のことが好きだったのかどうか。
それとも、両親に結婚した自分の姿を見せて安心させたかった?
社会的に結婚しているほうが都合が良かった?私は使われた?
ふたりの愛がない結婚生活を続ける気は一切ありません。
ましてや発覚当時は結婚してまだ日が浅い頃でした。関係を解消するのなら、思い出が少なく、まだ身軽な今が一番いい。

さらに、誰よりも犯罪に近いところにいる人をわざわざ一番身近である夫にしなくたっていいのではないか。私は犯罪者の妻にはなりたくはないし、いつかと夢見ている子どもを犯罪者の子にする必要だってない。
これについてはまだ起きてもいないことで夫からすると心外かもしれません。ですが、やっていることは法に触れる可能性が限りなく高く、自分が罰を受けるくらいならと思わずに、家族を巻き込むことであるということを今一度理解してほしいと思います。

とくに涙したのはこのころのこと。
先述の“電話の件”以降も夫と話し合う機会が3回ほどあり、当時夫は「何か不安なことがあったらいつでも言ってね」と言てくれました。それ以降、不安な日は「大丈夫?今日は、仕事なんだよね?」と確認しました。
毎日ではありません。毎日毎日聞かれたらさすがに嫌にもなると私にも分かるからです。数日に一回、仕事以外の外出の際に確認しました。言葉に出して、きちんと聞き、安心したかった。
当時、まだ隠し続ける夫に「また聞いてくるの??こんなんじゃ、おちおち外出もできないわ!!」と嫌そうに怒られました。そう言われたとき、私は何度も何度も自分を責めました。夫が帰って来たくなる家を作らなきゃいけないのに…不快にさせているのは自分なんだ…どうして私はこんなにダメな妻なのだろう…
でも、後になってわかったのは、その日も夫は別の男性と体の関係を持つために出かけていたということです。

私は夫にも責められ、怒られ、自分でも自分自身を責め続けました。今思うのは、私は自分自身を責め続ける必要は一切なかったということです。何も悪いことはしていません。これについては、妻に責めるように言葉を吐き、嘘をついてまで出かけた夫が100%悪いのです。

これだけは知ってほしいと思います。
夫を受け入れ、支える決断をした背景には、言い表せないほどのつらい思いや葛藤があったということ。
私は無罪の自分を何度も何度も責め続け、一番味方でありたい自分自身を一番叱ったのです。
それでも最後、正直に打ち明けて涙を流した夫を受け入れ、一緒に歩む決心をしました。

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「番外編3:なぜ私と結婚したの」への6件のフィードバック

  1. LGBTは病気ではないので医者では治せません。性癖は本能なので、こちらも医者では治せないと思います。応援はしますが、どちらも無理をしていると感じたら長くは続かないものですよ。夫婦という意識が重くなるようなら、親友として側にいようという少し楽な気持ちを持って歩んでみては如何でしょうか

    1. リバ雄さん
      コメントありがとうございます。ご返事が遅くなり申し訳ありません。
      おっしゃるとおり、完全に治せるものではない為抑えていくことになるんだろうな、、と思います。
      そしてまさに、夫婦ではなく友人として支えていくのもいいのではないかと思ったことがありましたが、やはり友人とは異なる大切な存在だったのでそばにいようと決めました。とはいえ、ちょっと考えすぎてしまう面もあるので、もう少し楽に構えてみたいなと思っています。

  2. 妻の側は何も悪くありません。普通なら弁護士雇って離婚、訴訟、慰謝料請求で終わりです。そうならないのは当事者同士にしかわかりえない絆ゆえですよね。あなたはいつでも新しい人生を歩めることは忘れないでください。

    1. 今後のためにさん
      そうですね。今回身をもって経験し、本当にいろんな形があるのだと思いました。
      そこで終わる関係も、続く関係も、どちらが良いとかどちらが悪いということではなく、二人で考え抜いた結果であればそれが良いのだと思います。
      前向きなコメントありがとうございます。

  3. 自分を信じている妻を一番汚い形で裏切る背徳の愉悦が極上のスパイスになっていたのだと思います。
    でも、人間の屑の様な人を、それでも愛すると言う酔狂も限られた人にのみ許される愛の愉悦なのかも知れないですね。

    1. 匿名さん
      そのように考えて行動している方もいらっしゃるかもしれませんね。
      夫が実際どうだったかは、もはや今となってはわかりません。

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